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おめでとうございます。
ついったつながりません。゚。;w;。゚°








【あるかもしれない未来】

「明けましておめでとうございます」
蜂蜜酒の入ったジョッキを交わしていた二人が、大時計の鐘が鳴る音を境に几帳面に頭を下げた―――その仕草は酒飲み人のツマくらいにはなったのだろうか、笑い過ぎて椅子から転げ落ちた幾名を背景に、雪色のコートの女は新年早々に毒々しい笑みを浮かべ顔を上げた。

「お前、初日の出に浄化されたら笑えるな」
「間近で見たことはないねェ」

そりゃそうだ。
黒いコートの男の返答にヤジが飛ぶ。そんなことしたら焼けちまわあ、太陽を間近で見られるのは明星くらいのもんさ。
温められた蜂蜜の湯気越しに、野次られてなお変わらぬ男の笑みを、女は何時ものように「惚けた顔だ」と評し―――酷いねェ、何時ものように返す男の耳に口を寄せる。向かい合って座っていた彼に、丸テーブルに乗り上げてまで。

「言ってやれ、自分が手にする星は太陽よりも尚激しく燃える星だと」

果たして男の返答は、

「だったら、初日の出は見に行けるかィ?」

未だもって浄化されぬ半身を指す、というもので。
凍り付いた女は直後キリキリと眉を釣り上げ、男に未だ湯気立つジョッキと罵声を叩きつけた。

「夜明け迄には身繕いしておくんだな、このポンコツめ!」


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白黒じゃ縁起悪いから着替えることにしました。
2012/01/01(日) 01:40
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